それでも明日はやってくる 作品紹介

 

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8月6日、9日を知らない人たちへ     演出:平田一紀
   

講演「ある高校生の死を見つめて」(昭和60年6月24日 講師・平塚淳次郎先生 大阪府阿倍野高校生活指導部編集)
劇団潮流公演「いま生きる」の基となった文集です。30ページ程の小さな文集ですが、そこに綴られているメッセージは、
20年以上経った今でも色褪せることなく、むしろより強く切実に、今この時代、私達に訴えかけるものがあります。
被爆二世・白血病という過酷な運命と闘って、たった17年の短い生涯を終えた一高校生の生と死、そして彼の残したもの。
それを過去の出来事とて語るのではなく、今、若い世代の目を通してもう一度甦らせたい、
そして彼等自身が自分たちの言葉で語り合うことができれば……。
   そう願っています。

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どんな明日がやってくる    神澤和明(演出家・劇評家・奈良高専教授・大阪芸大講師)
   

この劇にヒーローはいません。冒険もありません。登場するのは普通の高校生です。中心人物であるヒロトの口癖は、「別に」です。「何に熱中しているの?」とたずねられたとき、あなたなら何と答えますか? ヒロトと一緒ですか? ヒロトは成り行きで、演劇部の手伝いをすることになりました。なんとなく、母親とじっくり話しをする時間をもちました。オバはんとしか思っていなかった母親が、昔はやっぱり高校生だったことに、ヒロトは気づきます。
 そして母親の友達だった岸田くんが、原爆の後遺症で死んだことを知ります。でも岸田くんは戦争が終わってから生まれました。被爆したのは彼の父親なのに。戦争という過去が、長い時間を隔てて岸田くんの命を奪ったのです。生きたいと最後まで願いながら、苦しみ死んでいった30年前の高校生の悲鳴を、ヒロトは確かに聞きました。過去が現在の原因でした。それなら未来は現在の結果になります。過去から未来へと続く時間の中で、ヒロトは今、何をすべきか考えます。それは演劇部が上演しようとしている劇の主題でもあります。戦争、核兵器、温暖化、様々な理由で絶滅に向かっている人類の明日を示している「終末時計」。その針を戻すことを、しなければならないのだと。

 緊張せず素直な気持ちで劇を観てください。若い出演者たちは同級生みたいに親しみやすく、速いテンポの大阪弁は漫才みたいに楽しい気分にします。ベテランの人たちの言葉が心に沁みてきます。舞台では、ヒロトたちと母親の高校時代の、二つの時間が交錯します。演劇部の劇も重なります。でも混乱はしません。分かり易く共感できる劇です。そして観終わってから、どんな明日が来るのが良いか、ちょっと考えてください。もう、「何も」と言うのがつまらなくなる毎日が、あなたにも始まるかもしれません。


感想


☆最後の亡くなった人のベットでの「死にたくない」というのがとても心に衝撃が走って、とてもくぎづけになっている自分がいた。


☆一日一日を大切にしたいと思いました。


☆今日の劇で、私は自分の生き方をふりかえってみました。毎日ダラダラして大切な時間をむだにしていました。生きたくても生きられない人が いるというのに、「何をしていたんだろう・・・。」と思い、改めて時間の大切さを教えられました。


☆とても良い勉強になったし、これからのことも考えることができた。そして、ほかの人にも、この思いを伝えていきたいと思った。


☆やっぱり答えは一つじゃなかったです。一人一人何ができるかを考え、行動にうつすと何かが変わってくると思います。まず身の周りを「平和」にして、世界も「平和」にしたいです。


☆戦争を止めるなんて大きな事より、まずは身近なケンカ、いじめなどを解決するのが先だということです。世界のみんながそうすれば、苦しむ人は減っていき平和につながると私は思います。


☆ぼくは今日があるということがどれだけしあわせかわかりました。いつも何げなくすごしている毎日は親や兄弟、友達がいるからあると思います。


☆平和ってー願うだけじゃーなってくれない、行動をしないと平和にはなってくれない、じゃーなにをしたら平和になるんだろうー。ずっとかんがえていたこの疑問がやっと分かった。一人一人が心を大切にして一人一人が分かりあって、小さなことでもいいからやっていけば終末時計も5分、10分、20分になると私は思います。



☆一番身近でささえてくれる家族に感謝したいです。それに一日の中で一番多い学校生活を楽しくしてくれるのは友達です。授業のときわからないことはおしえてくれる友達、休み時間に会ったら声をかけてくれる友達、部活でいっしょの友達全員にありがとうを言いたいです。